同じビーバーでも、同じビーバーではない

コミュニケーション

■何かを抽象化する力というのは、

人が持っている

すごい能力の一つです。

 

例えば、朝起きた時に会う人であっても、

学校に行った時に会う先生であったとしても、

コンビニで会った店員の方だとしても、

 

「人」という言葉で

一括りにすることができます。

 

この力を使うことで、

私たちは物事を

抽象的な概念で考えることが

できるようになります。

 

例えば、数学の例で考えると、

モノが落ちる速度は

1/2gt^2

という形で表現することができます。

 

これは、リンゴでもみかんでも

基本的には当てはまるということです。

 

このように、

抽象化することによって、

汎用性を高めることが

できるようになります。

 

ですが、私たちは、

この抽象化によって、

自ら罠にはまっていないかという点についても

意識をする必要があると言えるかもしれません。

 

■冒頭の例に戻りましょう。

 

ここに、二頭のビーバーがいたとします。

 

私達から見れば、どのビーバーであったとしても

恐らく同じビーバーと考えるかと思います。

 

ですが、見た目は同じビーバーであったとしても、

性格も全く異なるかもしれませんし、

食に対する好みなども違うかもしれません。

 

■この時、ビーバーと一括りで

考えてしまうことによって、

相手と深いところで意思疎通をすることが

難しくなってしまうと考えられます。

 

あるビーバーはセミが好きで、

あるビーバーはコオロギが好きかもしれません。

 

これは、「ビーバーはミミズが好き」

という一般論からは決して得ることが

できません。

 

■そして、

これを先ほどの「人」の例に

当てはめてみると、

 

人を一般的に捉えるのではなく、

一人ひとりをしっかりと個人として

見ることが重要と言えそうです。

 

つまるところ、

私たちは、何か学んでいく際に、

抽象的に考えれば考えるほど、

具体個別で考えることを

おろそかにしてしまいがちです。

 

よく、理系の人間は人の気持ちが

あまり分からないと言われていますが、

 

理系の世界で色々なものを抽象化して

公式として捉えるからこそ、

そのような傾向になってしまうのかもしれません。

 

ですので、抽象化をする能力というのも

もちろん大切ではありますか、

抽象化を頭に置きつつも、

常に具体の深いところに刺さり込むような

イメージを持ち続けることが

重要と言えるでしょう。

 

■結局のところ、コミュニケーションを

突き詰めて考えていくと、

個と個の関係に収束していきます。

 

なぜなら、相手の感情をどれだけ動かすかが

ポイントになってくるからです。

 

人に優しくすることが大切、

といった一般的な

言葉を相手に伝えたところで、

その人には全く響きません。

そうではなく、

その人が何に価値を置いているのか

という点について頭に入れた上で、

言葉を投げかけていく

必要があるということです。

 

だからこそ、今日も相手をできるだけ理解した

会話を心がけていきましょう。

 

+++

今日のまとめ

 

・抽象かするというのは

人が持つ大きな力ではあるが、

それによって具体が見えなく

なってしまいがちである。

 

・結局は個のコミュニケーションが

ものをいう。と言う意味においては、

しっかりと相手とコミュニケーションを

築いていくということが重要と

言えるのではないだろうか。

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