■言葉に対して上手く感情を
紐付けることができると、
日々の行動の質が大きく
変わると考えています。
逆の考え方をすれば、
言葉に感情が紐付いていなければ、
行動が誘発されることは
ほとんどないと考えています。
■私が最近読んだ本の中で、
習慣を身につける方法について
書かれたものがありました。
内容自体は素晴らしかったのですが、
その中で紹介されていた一つの方法として、
一つ一つの行動を出来るだけ
細分化するというものが挙げられていました。
細分化することによって、
一つ一つの行動がより具体的になり、
抜け漏れなく行動を積み重ねることが
できるというのが理由でしたが、
実際問題として、
日々の行動を細かく落とし込んでいくことは
非常に難易度が高いと考えています。
■そもそも、タスクを細かく切る
ということ自体に負荷がかかってしまうので、
その段階で動きが止まってしまうのです。
ミイラ取りがミイラになる、ではないですが、
本末転倒な結果になってしまうと
言えるかもしれません。
■ここでのボトルネックが何かというと、
タスクを細かく切っていくというところ。
結局の所、この行動に対し、
何らかのプラスの感情が
紐付いていなければ、
実際に行動に移せるようにはならないのです。
あなたの周りにも、
もしかすると、非常に細かく時間管理を
している人がいるかもしれませんが、
その方は、恐らくそういった作業が
好きなのではないかと思われるのです。
とするならば、私たちは日々の行動を
改善していく上で、ノウハウや
テクニックに走ったとしても、
そこに実質的には意味はないと言えるのです。
■そうではなく、一つ一つのテクニックや
行動に対して感情を上手に
紐付けていくことが重要と言えるでしょう。
そして、その方法論、すなわち
具体的なやり方というのは千差万別であり、
一人一人ポイントが異なってくるということから、
そういった具体例について紹介している本は
ほとんどないのかもしれません。
結果として、たくさん本を読んだとしても、
行動に結びつかないという人が
多いということです。
だからこそ、自分の行動を
コントロールするのは感情である、
という意識をまず強く持つということによって、
日々の行動がはじめて改善されていく
という意識を持つことが重要と
言えるでしょう。
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今日のまとめ
・行動は、感情が
紐づかなければ意味がない。
・つまり、テクニックに走っても
それは続かないということ。
・まずは行動に感情を紐づける
ところからはじめてみては
どうだろうか。
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