木を見るのではなく、葉っぱの先を見る

■木を見て森を見ず、と言う言葉がありますが、
この言葉は、各論だけを見て、全体観を見失っては
いけないということがメッセージです。

この言葉は、逆の場合でも当てはめることができ、
森を見て木を見ず、という表現もすることができます。

全体だけを見ていては、個別の論点を
見失ってしまうということです。

■ところで、この時、個別の事象というのは、
何をどこまで意識して見ていけば良いのでしょうか。

少し話は変わりますが、昨日読んだ本の中で、
ハンマー投げの室伏広治選手の父は、
スランプに陥った時、自分の投げる姿を見て、
その姿を、細かい部位に切り分け、
それぞれの部位で徹底的に観察をしたそうです。

例えば、手首であれば手首を見るということを決め、
数時間その場所だけを徹底的に見続けたといいます。

ハンマー投げという全身を使うスポーツであれば、
手首といった場所は、非常に些細な部分と言えるかもしれません。
(実際は重要な部分だと思いますが、
あくまでも木と森の例えの中での表現です。)

さらに、そういった部分に数時間もの時間をかけて、
同じ映像を見続けるということは、
まさに、木を見ている状態と言えるでしょう。

この時、私達が陥ってしまいがちな考え方として、
一般的に言われているレベルまで落とし込めば良いと
思い込んでしまうことが挙げられます。

つまり、手首だけではなく、
もしかしたら、指先も意識に
入れた方がよいかもしれない。
ということです。

そのような細かい部分への落とし込みをすることで、
新しい気づきを得ることができるかもしれないのです。

つまり、一般的に言われている論点の細かさであったり、
自分がなんとなく細かいと思えるような細かさののレベルを
意図的に上げ、更に細かい視点で見ていくという
意識をつけることが重要といえるのではないでしょうか。

■とりわけ、ビジネスの世界においては、
細かいところに意識を向ければどこまででも
細かくすることができます。

例えば、営業の場面を考えてみると、
相手が何を考えているかを推測する上では、
相手が喋っている言葉だけではなく、
相手の動きを観察することも必要でしょうし、
さらに言えば相手が出している雰囲気であったり、
手先の動きなど非常に細かいところも全てが
ヒントになってくるということです。

そして、1度、細かい所まで落とし込むことができれば、
そこから新しい情報が集まっていき、
結果的には抽象度を上げたレベルの行動の結果の
改善に繋がっていくのです。

この時、細かい点だけを意識して進めていっても
全体顔が見えるので効率が悪くなってしまいます。

ですので、常に全体観を持ちながら
各論の深いところに落とし込んでいくという
二つの意識を持つことが重要です。

■普段意識するところからもう一段細かく深堀をしていく、
そんな意識を常に持つことによって、
ひとつひとつの行動の精度が高まっていくと
言えるのではないでしょうか。

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今日のまとめ

・森と木を見る上では、
木をとにかく細かく見る
という意識を持つことが重要。

・細かくしていった情報は、
森を理解するうえで間違いなく
役立つことが理由。

・だからこそ、普段から意識の
レベルを上げ、意識的に物事を
細かく把握する習慣を身につける
ことが重要と言えるのではないだろうか。

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